勇猛なるジャレグ―暗殺者ヴラド・タルトシュ (ハヤカワ文庫FT)

勇猛なるジャレグ―暗殺者ヴラド・タルトシュ (ハヤカワ文庫FT)

長命なドラゲイラ族が支配する帝都アドリランカの暗黒街で、被支配民族の東方人でありながら自分の縄張りを持つようにまでなった暗殺者タルトシュ。

ある日ドラゲイラ族のジャレグ家の有力者《デーモン》からジャレグ家の裏切り者メラーの捜索と暗殺を依頼される。

使い魔のロイオシュ、相棒のクレイガー等と共に捜索を開始したタルトシュだったが、いつも通り仕事と思われた事件の影には帝国を二分する陰謀があった。

アメリカじゃ大人気で既に続編が9冊、日本でも2月に2冊目が発売予定の悪い人間と悪いエルフモドキしか出ない小説(w

主人公は借金の取立てから成り上がった暗殺者だし、友人は呪術の為に村を丸ごと生贄にしてしまうドラゴン貴族だわ、その従姉妹にいたっては・・・。

まあ、主人公のタルトシュが差別の中で作り上げた細やかな居場所と自分の存在意義を守るために奮戦する姿は共感を呼ぶ・・・かなぁ?(w

メニボルネとかマロリーとかマーモ帝国って言葉が心の琴線がに触れたなら一読を(w